グループ経営ビジョン

名鉄タクシーグループ経営ビジョン
~わたしたちが⽬指す姿~

策定にあたって

代表取締役社長 浅野 丈夫
代表取締役社長
浅野 丈夫

このたび、当社グループでは“名鉄タクシーグループ経営ビジョン~わたしたちが⽬指す姿~”を策定しました。

当社グループの源流は、遡ることおよそ100年前という古い歴史を有しております。また、愛知・岐⾩・三重・⽯川県下に約2500両の保有⾞両を有し、⽇本国内で有数、私鉄系タクシーとして全国最⼤規模の企業集団でもあります。また、今では当たり前となっている「タクシー乗⾞時に乗務員⾃らが社名と⽒名を名乗る接客スタイル」などは1970年代に他社に先駆けて当社グループである名鉄交通(株)が始めたもので、現在ではこれが全国のタクシー接客スタイルのスタンダードとして定着しているものです。

こうしたことから、これまでの⽇本のタクシー事業の歴史の中で当社が果たしてきた役割は⾮常に⼤きなものであったと⾃負致しております。

現在、タクシー事業を取り巻く経営環境は、配⾞アプリ・決済システムなどにおけるデジタル化、MaaSへの本格参⼊、労働時間管理に関する“働き⽅改⾰”への対応、そしてタクシーとバスの中間的交通機関の出現など、⼤きな変⾰の波にさらされています。

こうした事業環境激変の中で、それに打ち勝ち「地域と地域のお客さまに貢献する」という使命を果たすためには、従業員⼀⼈ひとりの「意識改⾰」と「⾏動変容」が必要不可⽋でありますので、そのための指針・旗印として、このたび、経営ビジョンを策定させていただいた次第です。

ここでの想いは⼤きく3つ。

1つ⽬に「創意⾰新」ということです。
今後⼤きく変わって⾏く世の中の流れを敏感にとらえ、⼀歩先の未来を想像しながら、それに向け失敗を恐れず挑戦して⾏く企業⾵⼟。今がベストだとは思わず、より良い⽅向へ変えて⾏くことにチャレンジできる企業体質を醸成したいと考えています。

2つ⽬に「“モビリティサービスの世界を切り拓く”ことで“地域の移動の要”となり“移動をLEAD”して⾏きたい」ということです。
オンデマンド交通・ZEV⾞・AI・⾃動運転・SDGsなど、来るべきタクシー事業の変⾰に向けて⾃ら「創意⾰新」することで、モビリティサービスの世界を切り拓き、新たなサービス、新たな取り組みを⾏い、この地域の移動をLEADして⾏きたいと考えています。

3つ⽬に「Be the First!」ということです。
「創意⾰新」し、この地域の「移動をLEAD」することにより、お客さまに⼀番近く、地域社会に⼀番愛され、そして従業員にとって⼀番働きがいのある企業グループをつくりあげたい。そして、その結果として「暮らしのパートナー」として⼀番の位置を占めたい。お客さま・地域社会に対し⼀番の存在でありたいと願います。

以上が、わたしたちが⽬指す姿です。

その礎として、わたしたちは、安全・安⼼を最優先に法令を遵守し、コミュニケーションを⼤切にお互いを尊重し、活気ある職場を作ることで、そこに従事する⽅々に⼼から誇りを持てる職場づくりに専念してまいります。
タクシーは、Door to Doorで「いつでも」「どこへでも」⾏くことができる、未来への⼤きな可能性を秘めた乗り物です。「新たなモビリティサービスの世界を切り拓くことで、夢のある乗り物を、この地域に住む⽅々、この地域を訪れる⽅々にとって、なくてはならない乗り物にしたい。」そう強く願っています。

“新⽣ 名鉄タクシーグループ”が始動致しました、今後の名鉄タクシーグループにご期待下さい。

名鉄タクシーホールディングス株式会社
代表取締役社長    浅 野 丈 夫

名鉄タクシーグループ経営ビジョン
~わたしたちが⽬指す姿~

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